「リハビリ」、という言葉のイメージとして
「術後の回復期に行う身体の機能回復の訓練」のイメージが強いかもしれません。
しかし、リハビリテーション(rehabilitation)の語源はラテン語で、re(再び)、habilis(適した、ふさわしい) 、
すなわち、「再び適した状態になる」、「本来あるべき状態への回復」という、
社会的、精神的、身体的で、もっと大きなものを意味します。
犬達も人との生活様式の変化や高齢化に伴い、整形疾患や神経系疾患が増えてきています。
歩くとは、日々意識をせずに当たり前に行っている動作。でも実はとても大切な事。
歩けていても、偏った身体の使い方をしていると、どこかに負担がかかり、様々な疾患がおこやすくなります。
個体によっては身体のゆがみをカバーして歩いてきた為に、正しい歩き方を忘れてしまっている仔もいます。
それらを思い出させるには私たちが手を差し伸べることが必要になります。
正しく立って歩く事で、内臓の位置が適した位置に戻り、
身体全体のめぐりが良くなり、心身のバランスが整いやすくなります。
その仔達に歩き方を思い出させ、そして整えて歩く、をリハビリで行います。
リハビリには、いくつかの療法があります。
運動療法(バランスボールやディスクetc)
徒手療法(整体やマッサージetc.)
物理療法(温灸、鍼etc.)
水中療法(プールやトレッドミルetc.)
これらを犬達の状態に合わせリハビリプランを考え, 行ってゆきます。