普段、自分の身体や4つ足パートナーが元気な時には
歩く というこの言葉はあまり心に残らないことが多いのではないか、と思います。
でも何か身体に不具合が起きた時や、
自分の身内にそういう方がいる経験がある方ならば歩くことの大切さを
身にしみて感じていられることだと思います。
普段当たり前にしていること、
それができなくなる時って予想外にきつい。
では何故歩く ということが大切なのでしょうか。
まず自分の意志で行きたいところに行けます(笑)
そして歩けると心肺機能が働きやすくなり、新陳代謝もあがりやすくなります。
そして内臓も適正な位置にあることで、自律神経も整いやすくなり、
様々なストレスを軽減することができます。
一方、その反対はどうでしょう?
基本、上記のすべて逆になりやすいですよね。
そして歩けない期間が長くなってくると、
筋力の低下や自力排泄が困難になってくることもあります。
そして何よりも、その当人や当犬のストレス度が上り、気持ちが下がりやすくなります。
色々な事に対するやる気もなくなってくる等、多々あると思います。
歩けなくなって気持ちがさがってしまうと何をするのもおっくうになりやすいですね。
だからこそ未病を心がけ、何かが起きにくいように日々気を付けていることがとても大切です。
ほんの少しの気付きでも、出来ることは色々あります。
まずは気付くことから始めてみましょう。
それには観察することがとても大切です。
4つ足パートナーが歩きにくそうにしてたら、腰や膝を温めてみましょう。
温活 という言葉が人でもよく聞かれるようになりましたが、4つ足パートナー達も同じです。
特に寒くなってくると、血の巡りもうっ血しやすく、身体が冷えて
末端まで血流が行き渡らないから動きも鈍くなりやすいです。
温められることにより、関節の痛みを軽減することもできます。
そしてパートナーが温められている時、どういう風にしているのかを観察してみましょう。
もし気持ちよさそうにしていたり、すやすやと寝たりしているとリラックスして当然気持ちが良いものです。
人も寒いときに暖かいお絞りで手を拭くと、とっても気持ちよいですよね。
逆に、じたばた嫌そうにしている仔がいる場合は、温め温度が熱すぎるのかもしれません。
もしくは、その姿勢が嫌な場合は、落ち着きやすい姿勢を見つけてあげることもよいですね。
いろいろ試してみて、様子を観察してみましょう^^
無理にせずに日々少しずつ慣らしていくのが良いと思います。
特に四つ足パートナー達とは言葉でのコミュニケーションはとりにくいので、
飼い主様の観察がとても大切です。
早めに気づくことで、彼らが無理のない歩行をできるようにサポートしてゆくことができるのです。
私はドッグリハビリトレーナーとして犬の歩行矯正や整体を行い、
少しでも彼らが歩きやすくなるようにお手伝いをさせていただいています。
この飼い主様の気付きによって病院にいくのではなく、日々のちょっとしたケアで
彼らが少しでも歩きやすくなるようにしてゆきたいのです。
究極を言えば犬達の為のデューク更家さんのような存在になりたいと思っています^ ^
根底にあるのは “最期まで自分の脚で歩く” です。
それぞれの飼い主様が少しずつ関心を持っていただければ、
リハビリトレーナーの私達にたどり着いていただき、
自分の脚で最期まで歩ける仔達が少しでも多くなってゆく大きな輪を作っていきたいです。
少しの行動、考えが大きくなると大きなパワーを生んでゆきます。
手を取り合って必要な仔に届けていきませんか。
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